これは、解釈の訂正分の記事です。
まずは機能的吉凶について、説明
させていただきますね。
機能的吉凶というのは、いろいろな
面から見る事になりますが、まずは
その惑星が在住する星座の場所が
居心地が良いか悪いかというのが
目安の一つになるようです。
たとえば高揚の星座が一番居心地が
よくて、ムーラトリコーナが二番目に
居心地が良いという事などです。
また高揚にしても、ムーラトリコーナ
にしても星座の中での範囲というのが
あるという事です。
またこれから順番に説明していきます。
まずは、訂正の説明からです。
少しわかりにくいかも知れませんが、
もう一度、その訂正の説明の後で
詳しく説明していますので、ご安心
ぐたさい。
間違っていたのは、高揚と減衰が
対象星座の度数の範囲でピークを
迎えているけれども、それを越えた
度数の星座でも高揚・減衰とする
と解釈していましたが、やはり高揚
と減衰はその度数の範囲内だけの事
をいうようです。
投稿した後で気づいたのですが、高揚
の次に居心地が良いムーラトリコーナ
との関係で、例えば、水星の場合、
ムーラトリコーナが15度~20度と
なっていて、高揚の星座であるという
分類でなく、二番目のムーラトリコーナ
に格下げされてしまうという事になる
ようです。
そうなるとやはりピークの範囲が本来
の高揚の範囲という事で、考えた方が
いいようです。減衰もやはり同様に
ピークの範囲が、本来の減衰の範囲
という事でよろしくお願いします。
そうなると助かるのが、月が減衰の
位置から外れてくれるので、私もほっと
できるというわけです。
ていうか、私がほっとしている場合でも
ありませんでしたね💦
みなさまには本当にご迷惑をおかけして
おります。
では、前回の投稿を訂正した分が以下
になります。
そしてこの投稿を持って前回の投稿を
消しておきます。
さてでは、ここからが本題です。
前回、
インド占星術は、惑星の吉凶を見る
のが基本の一つ!
という記事で、インド占星術で
扱う9つの惑星の生来的吉凶と、
簡単な性質についての説明させて
いただきましたが、インド占星術
ではさらに重要な惑星の機能的
吉凶というのがあるという事です。
前回にも簡単に説明しましたが、
少し説明不足でしたすいません。
惑星の機能的吉凶は、どの星座に
あるか、つまり高揚の星座にあるか
減衰の星座にあるかでも決まるし、
あとムーラトリコーナーという
要素もあるし、やはりどの室(ハウス)
に位置するかによっても決まるよう
です。また惑星どうしのアスペクトに
よっても惑星の吉凶は変わる事になり、
機能的吉凶になって一気に複雑に
なった感じがしてきました(^_^;)
やはりここは一つ一つ覚えていくのが、
いいようです。
つまり前回予告していたような惑星の
詳細な性質などは、また別の記事に
します、すいません💦
インド占星術の世界的大家でおられる
ラオ先生によりますと、
まず惑星は、高揚の星座にあるときには
とても幸福で、減衰の星座にあるとき
には、とても不運であるといっておられ
ます。高揚の星座にある時は、惑星が
最も居心地が良くて、減衰の時は、
その逆で最も居心地が悪いというような
言い方をするようです。
また居心地の善し悪しという意味では
いろいろ段階があるようで
居心地の良いものから順番に
並べると
1.高揚の星座
2.ムーラトリコーナの星座
3.自室
4.友好星座
5.中立星座
6.敵対星座
7.減衰の星座
というような順番になるようです。
一つ一つ覚えていきましよう。
今回は、1と7の高揚と減衰の
各惑星の位置だけご説明しますね。
まずみなさんが
Jyotish-ONE Chart 入力フォーム
でご自分のラーシチャート(出生図)を
出された時には、星座の位置は常に
同じ場所にあるので、あとは、ご自分の
惑星がどの位置にあるかが、ポイントに
なって、惑星がどの星座にあるかで、
その吉凶が変わるという事です。
そしてこれが常に変わらない星座の
固定位置です。
変わるのは、アセンダントとハウスの位置
だという事です。
たとえば太陽の場合だと、インド占星術
.com様の下の画像のようになって
いて、星座は省略されていますが、
つまり太陽は、牡羊座で高揚して、
天秤座で減衰するという事です。
途中にある敵対という状態よりも
この減衰という状態の方が、凶意が強い
ようですね。
太陽の高揚や減衰などの位置という事です。
一応その下にどのインド占星術の
これが太陽の、高揚や減衰などの位置です。
“出典:「インド占星術.com」様”
惑星によって高揚と減衰の位置が
変わりますが、必ず高揚の星座から
数えて、7番目の対角にあたる星座
が、減衰となるという事です。
ただこの星座による高揚と減衰の
位置が決まるのは、惑星のうちでも
ラーフとケートゥを除いた7惑星で
捉えるようです。
そして高揚の星座の中でも、
高揚の範囲が決められて
いるという事です。
では高揚と減衰の惑星配置図と、また
それぞれの惑星の星座内での高揚や
減衰となる度数が、記されて
いる画像をどうぞ。
つまり惑星が、特定の星座で高揚・減衰
するわけですが、その星座の中でも
高揚・減衰する範囲が
あるという事のようです。
まずは惑星のそれぞれの高揚の位置の
画像をご覧下さい。
この各星座で高揚する惑星のピークの
見方が少し複雑です。
つまり画像で牡羊座で太陽は高揚します
が、10度を超えると高揚では、なくなる
ようですので、かなり高揚の範囲
が狭いという事になります。たとえば
牡牛座で高揚する月は、0~3度まで
しか範囲がありません。
そしてまたその限界点を超えずに
限界点に近ければ近いほどその高揚の
度合いが強くなるという事です。
つまり太陽の高揚の最大のポイント
が、牡羊座10度で、
月の高揚の最大のポイントが
牡牛座3度という事になります。
この最大の高揚の度数を、高揚点
と呼びます。
ただしこの度数の範囲を超えると、
高揚や減衰ではなくなるようです。
そして次は、各惑星のそれぞれの減衰の
星座とその範囲の度数です。
今度は、それぞれの星座の範囲の
ピークの度数を超えると、減衰では
なくなるので、月や木星の
減衰の範囲が小さいという事になります。
そしてまたピークの限界点を超えず
に惑星の減衰がピークに達する
最大の度数を減衰点と呼びます。
たとえば火星なら蟹座28度が減衰点
で、太陽なら天秤座10度が減衰点
という事になります。
ではおなじみの私のラーシチャートを見て
みましょう。
ほほー高揚の惑星ありましたねー
乙女座にある水星13:19
というのが、高揚点に近いという
事でかなり強く高揚しているのが
わかります。
そして微妙なのが蟹座の木星なの
ですが、蟹座5:37というのは
高揚点になるのか、それとも
超えた時点で、高揚の範囲では
なくなるのか微妙ですが、0度から
始まる範囲であれば、6度になら
なければ、高揚点として、さし
つかえないと思います。
また減衰もちゃっかりありますね。
蟹座の火星が減衰の星座にあり、
減衰しているというわけです。
月は減衰の星座ではありますが、
0~3度までの減衰の範囲ではない
ので、減衰ではないようです。
また蟹座にある火星23:24
というのが減衰点である28度に
かなり近いという事で、強く減衰
しているという事がわかります。
私の場合、対象の7つの惑星の
うち3つまで、高揚・減衰して
いるというのは、かなり極端な
ように見えます。
これらが一体どのような意味を持つ
のかは、まだまだ他の要素を学んで
から後という事のようです。
今回は惑星の機能的吉凶で、惑星の
高揚・減衰する星座とその範囲に
ついて学びました。
次回は、惑星にとって二番目に居心地
の良いムーラトリコーナの星座
というのを見ていきます。
余裕があれば、3番目に居心地の良い
自室の星座について見ていきたい
と思います。
ではまた(^^)/